町長コラム

桜満開の犬山市で雪の滑り台を作りました  2017年4月5日掲載

犬山祭をはじめとする全国33か所の「山・鉾・屋台行事」が、昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。そこで、愛知県犬山市と姉妹都市である立山町は、そのお祝いとして、4月1日と2日に開催された第383回犬山祭の会場そばで、ソリ用の雪の滑り台を作りました。地元の子供たちで賑わい、愛知県内のテレビや新聞でも報道されました。

 このプロジェクトは、昨年夏、立山まつりでの犬山商工会議所と立山舟橋商工会の役員による意見交換会での席上で、同商工会の副会長である森アさんが自社のダンプを実費で運んでもいいとの発言がきっかけとなりました。そこで、町議会による予算の承認を経て、3月31日の早朝、称名滝に向かう道路、桂台料金所付近に積もった雪を、20トンダンプ7台と10トンダンプ3台の計170トン分を午後まで犬山市に搬入し、重機を使って夕方までに完成しました。但し、桜の季節、雪が解けることも考慮し、1日の朝に10トンダンプ5台分、2日の朝にも20トンダンプ5台分の雪を運びました。合計ダンプ20台320トンの雪を犬山市に持ち込んだことになります。

 実は、雪のプレゼントは初めてではありません。1986年(昭和61年)の2月に240トンの雪が名鉄犬山駅前東広場に運ばれ、「犬山・立山雪まつり」が開催されました。そして、1994年(平成6年)には、トラック60台で660トンの雪が犬山するすみ広場に運ばれ、それぞれ大勢の市民で賑わったそうです。

 1970年に名鉄の急行「北アルプス号」が名古屋・立山間を運行し、1972年には同列車が犬山駅にも停車したときに、犬山市から「鵜」(長良川の鵜飼で有名です)のはく製とメッセージが立山町に届けられたことから、両市町の交流が始まり、1973年に姉妹都市提携の調印となりました。1983年に立山駅までの乗り入れはなくなりましたが、その後、東海北陸自動車道の開通により、車での移動が便利になりました。お陰で、二日間で30万人を超えると言われる犬山祭において、全線開通まで2週間となった立山黒部アルペンルートのPRも、雪の滑り台を通じてできたかなと思っています。

 3年前から市町職員の相互派遣研修も行っており、立山町企画政策課には犬山市から派遣された若手男性職員が立山町のために働いてくれています。もちろん、立山町職員も犬山市役所で元気に働いてくれていると思います。