町長コラム

羊を放牧しています  2018年7月12日掲載

田んぼを維持するには地形的条件が厳しい中山間地域の東谷地区において、農業女子(地域おこし協力隊)の宮内七生さんは、特産のラ・フランスの栽培をはじめとして、農業で自立できるように研修に励んでいます。 国の地方創生推進交付金を活用する「東谷ファーム創生事業」のプロジェクトのひとつとして、昨年秋、宮内さんに生まれたばかりの子羊(産毛用にもなるコリデール種)2匹の飼育をお願いしました。ところが、エサとなる雑草を沢山食べる前に大雪となってしまい、1匹が冬を越せずに死んでしまいました。

今年度は、生まれて1年ほどのサフォーク種(肉用種)2匹を6月に購入し、コリデール種と合わせて、現在3匹で除草(エサを食べているだけだが)に活躍中です。但し、雪が降る頃にはサフォークについては出荷する予定です。ちなみに生後12か月以内の肉のことをラム、それよりも年をとった肉は日本ではマトンと言われ、ラムに比べると価格が下がってしまいますが、やむを得ません。国内に出回っている羊肉の大半は冷凍輸入品だそうで、そういう意味では将来性があると言えます。

今秋、宮内七生さんに続いて、二人目の農業女子(地域おこし協力隊)を募集する予定です。今年度中に、ラ・フランスなどの果実からジュースを製造する設備を完成させ、管理運営をJAアルプスさんに委託する計画です。当然、大都市圏の消費者から「かわいい」と評判になるような瓶や箱のデザインも必要になってきます。つまり、20〜30歳代の女性のセンスが重要になってきます。

また、羊の飼育は、来年度もチャレンジします。今度こそは生まれたばかりのサフォーク種を購入し、ラムの段階で出荷できるように、農業女子に頑張ってもらいたいと思います。町としては羊の放牧による除草が、美しい棚田の景観を取り戻し、さらに羊の糞が田を肥やし、ひいては農産物の付加価値を高め、農業女子の所得向上に繋がることを期待しています。

羊.JPG