観光交流コーディネーターのコラム

地域おこし協力隊の活動についてvol.8

今回のレポートは10月〜12月の活動についてです。

 アルペンルートが紅葉し、立山連峰がくっきりと見える絶好の行楽シーズン。たくさんのお客様がアルペンルートに訪れていただきました。
 私も首都圏や九州の旅行会社視察団のアテンドで何度も室堂に出かけました。日頃は平坦地観光の開発を中心に活動をしていますが、やはり立山は登山のメッカ。登山の楽しさをいかにお伝えするか、これも大切なプロモーションだと改めて感じました。山の様子をフェースブックで情報発信をしていると、立山連峰を見ながら生活できる環境を羨む声がたくさんあることに正直驚きました。今後の平坦地観光にも登山を組み入れたコースを考えるべきだと思っています。
 また、雄大な大自然でだけでなく、立山信仰や越中瀬戸焼などの文化的側面の魅力を紹介させていただき、旅行会社の営業担当の皆さんに興味を持っていただきました。
 あと1年3か月に迫った新幹線開業により『旅行の形態』は団体型から個人型に変わると考えられます。わが町としても、この増加する個人旅行客にできるだけ長く立山町に滞留していただくことを考えなければ、このチャンスを活性化に生かすことができません。その為にも大自然の魅力だけではなく山岳信仰の魅力や立山カルデラで行われている砂防の歴史などの認知を高めることが必要で、この秋に多くの旅行会社の方々にその魅力を伝えることができたのは、その第一歩だったと考えています。

 さて、今回は11月に行われた『昇龍道プロジェクト』シンポジウムとインターカレッジ・コンペティションのプレゼンテーションについて報告いたします。

≪『昇龍道プロジェクト』シンポジウム≫
 11月22日岐阜市において中日新聞社主催のシンポジウムが開催され、パネルディスカッションのパネラーとして参加させていただきました。
 『昇龍道プロジェクト』とは中部運輸局、北陸信越運輸局及び中部広域観光推進協議会が、中部北陸9県の自治体、観光関係団体、観光事業者等と協働して中部北陸圏の知名度向上を図り、主に中華圏からインバウンドを推進するために立ち上げたプロジェクトです。
 一般的には知名度は低いですが、中部圏内の観光関係者の中では『東京―富士山―京都・大阪』というゴールデンルートに代わる新たな観光ルートにしたいと力の入っているプロジェクトです。今回はその認知率を高めるために中部・北陸9県を持ち回りで行っているシンポジウム・岐阜バージョンに参加してきました。
 パネラーとして参加しましたが、他県の取り組みを生の声で聞くことができ、今後に役に立つプロモーションノウハウを仕入れることができました。また、他のパネラーとの情報交換で、我々の『アルペンルート』は富山県や立山町の観光スポットとしてではなく、他県の観光コンテンツの目玉として利用されていると認識できたことも大きかったと思います。
 例えば、岐阜県は東南アジアで誘客プロモーションをするときには『雪の大谷』を前面に打ち出し、アルペンルート観光の基地として岐阜県を利用してほしい、という展開をしているそうです。我々が思っている以上にアルペンルートの観光的価値を認めていただき、中部地区のキラーコンテンツの一つとして利用しているとのことでした。我々もアルペンルート関係者だけでなく、県内・県外を問わず他地区とのコラボを考える時期に来ているかもしれません。
 今回は岐阜県中心の話でしたが、立山黒部アルペンルートを説明するために立山の日本一自慢を列挙し、その魅力を存分にアピールしてきました。中日新聞のインターネット版にもその様子が載っていますので、興味のある方はご覧ください。

≪インターカレッジ・コンペティションのプレゼンテーション≫
 12月1日、2日の2日間、立山町民会館においてインターカレッジ・コンペティション『プレゼンテーション』を開催いたしました。
 1日の予選では10大学17チームが参加し、それぞれ立山町の活性化アイディアを披露してくれました。
 2日は予選を突破した7チーム(山口大学、神戸国際大学、富山大学、獨協大学、明治大学、昭和女子大学、近畿大学)がプレゼンを行い、最優秀賞は『マーケティングタウンをめざせ!』を発表した山口大学に決まりました。
 立山町として、5月からの事前学習、8月・9月のフィールドワーク、そして今回のプレゼンテーションと半年以上の付き合いを各大学としてきました。その結果150名以上の学生が複数回立山町に滞在し、町の情報を様々なやり方で全国に発信してくれました。今後も彼らと立山町との交流が続き、その輪が広がっていくことを期待しています。
 なお、来年度に山口大学や上位に入った神戸国際大学や富山大学のアイディアは実証実験を行う予定です。


立山町観光コーディネーター
島 雅啓

更新日:2014年1月16日

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