子宮頸がん予防ワクチンの定期接種について

更新日:2024年04月01日

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、そしてその一部が子宮頸がん等を発症します。

100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの約50~70%は、HPV16、18型感染が原因とされています。

HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~数十年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がんを発症します。

子宮頸がん予防ワクチンを接種することでHPV感染を防ぐとともに、子宮頸がん検診によって前がん病変を早期発見し早期に治療することで、子宮頸がんの発症や死亡の減少が期待できます。

現在、国内で定期接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。9価(シルガード)も承認され、令和5年4月から定期接種化されました。

※子宮頸がん予防ワクチンの接種は、平成25年6月付厚生労働省通知により、積極的な接種勧奨を差し控えておりましたが、令和3年11月26日付厚生労働省通知に基づき、積極的な接種勧奨が再開されました。

子宮頸がん予防ワクチンの定期接種対象者及び保護者の皆さまへ

対象の方へ個別通知(予診票の送付)及び情報提供を行います。

定期接種期間内に接種を受けましょう。


●対象者 :小学6年生~高校1年生に相当する年齢の女子
(標準的な接種期間:中学1年生に相当する年齢)
※個別通知は中学1年生~高校1年生に相当する年齢の方へ送付します。
※小学6年生で接種を希望される方は、個別に予診票を交付いたします。
母子健康手帳、来所される方の身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等)をお持ちのうえ、町保健センターまでお越しください。

●対象ワクチン:2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード)

●接種回数:2回または3回
※9価ワクチン(シルガード)は接種開始年齢により接種回数が異なります。

●接種場所:町内指定医療機関及び県内広域予防接種協力医療機関
※県内広域予防接種協力医療機関一覧は関連リンク「富山県医師会ホームページ」よりご確認ください。


キャッチアップ接種について

子宮頸がんワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えにより、定期接種の機会を逃した方に対しても、公平な接種機会を確保する観点より、令和4年4月から令和7年3月までの3年間に接種を受けることができます。

対象の方へ個別通知しますのでご確認ください。

対象者:平成9年(1997年)4月2日生~平成20年(2008年)4月1日生の女性(未接種者)

指定医療機関以外(県外)で接種を希望される場合

進学等の理由により、指定医療機関以外(県外)で接種を希望される場合は接種費用の助成を行います。助成金額は町が定めた金額を上限とします。
下記の手続きを行い、申請してください。

【接種前】
「予防接種依頼に関する申請書(様式第1号)」を町保健センターに提出してください。

【接種後】
次の書類を添付し、町保健センターに申請してください。
(1)「立山町予防接種費用助成金交付申請書兼請求書」(様式第3号)
(2)接種した医療機関等の発行した領収書(接種を受けたことが分かるもの)
(3)母子健康手帳の写し、予防接種済証その他、予防接種の記録が記載されているもの
(4)助成金を振り込む口座の通帳の写し

予防接種依頼に関する申請書(様式第1号)(PDFファイル:83.8KB)
立山町予防接種費用助成金交付申請書兼請求書(様式第3号)(PDFファイル:78.6KB)

HPVワクチンを自費で接種された方に対する費用助成(償還払い)について

HPVワクチンの積極的な接種勧奨が差し控えられていた期間に定期予防接種の接種機会を逃した平成9年(1997年)4月2日から平成17年(2005年)4月1日までの間に生まれた女性で、定期予防接種の接種期限(16歳となる年度末)を過ぎてから令和4年3月31日までにHPVワクチンを自費で接種された方に費用助成(償還払い)を実施します。

1.対象者 以下の条件を全て満たす方
(1)令和4年4月1日時点で立山町に住民登録があること
(2)12歳となる年度(小学6年生相当)から16歳となる年度(高校1年生相当)の年度末までにHPVワクチンの定期接種を3回接種していないこと
(3)17歳になる年度(高校2年生相当)以降、令和4年3月31日までに日本国内の医療機関で2価ワクチン(サーバリックス)及び4価ワクチン(ガーダシル)を自費で接種し、実費を負担している
※9価ワクチン(シルガード)の接種を自費で受けた方は助成の対象外
(4)費用助成(償還払い)を受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていないこと

2.助成額(償還額)
接種費用の実費に相当する額(接種に要した交通費、宿泊費、文書料等は対象外)
ただし、申請時に接種費用を証明する書類を添付できない場合は、町が定める基準単価を助成額とします。

3.申請方法 次の書類を添付し、町保健センターに申請してください。
(1)「ヒトパピローマウイルス感染症にかかる任意接種償還払い申請書」(様式第1号)
(2)領収書の原本(接種に要した費用、接種回数がわかるもの)
(3)接種記録が確認できる母子健康手帳、予防接種済証または接種済みの記載がある予診票等の写し

※(2)、(3)の書類を提出できない場合、「ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書」(様式第2号)を提出してください。

ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請書(様式第1号)(PDFファイル:153.5KB)
ヒトパピローマウイルス感染症に係る任意接種償還払い申請用証明書(様式第2号)(PDFファイル:67.2KB)

 

接種にあたってのお願い

 接種にあたっては、かかりつけ医等とよくご相談いただき、ワクチンの有効性とリスクについてご理解いただいたうえで接種を受けるようにしてください。

 なお、厚生労働省が作成した、子宮頸がん予防ワクチンの有効性及び安全性等について記載した資料がございますので、関連リンクよりご確認ください。

予防接種記録について 【参考】成人用予防接種記録手帳

予防接種を受けてその記録を保管しておくことは、ご自身そして周りにいる大切な人々を感染症から守るために、とても大切なことです。

関連リンクの国立感染症研究所ホームページより「成人用予防接種記録手帳」がダウンロードできます。

予防接種を受けた記録を保管するために、ご活用ください。

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター

郵便番号:930-0221
富山県中新川郡立山町前沢1169 立山町元気交流ステーション3階
電話:076-463-0618 ファックス:076-462-9011

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