乳児ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつを与えないでください

更新日:2021年06月01日

乳児の保護者のみなさまへ

乳児ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつを与えないでください

 乳児ボツリヌス症は、1歳未満の乳児に特有の疾患で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(注釈)が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素によって発症します。 乳児ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつを与えるのは避けてください。

 乳児ボツリヌス症の原因として、はちみつが主なものですが、そのほかにも、黒砂糖等も媒介する食品となる危険があります。 日頃から、赤ちゃんが口にするものに気をつけてあげましょう。

(注釈)芽胞
 ボツリヌス症などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成します。芽胞は、加熱や乾燥に対し、高い抵抗性を持ちます。芽胞を死滅させるには、120℃4分以上またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。 100℃程度では、長い間加熱しても殺菌できません。

参考: 平成19年3月厚生労働省雇用均等・児童家庭局母子保健課
 授乳・離乳の支援ガイドにおける記載
 「はちみつは乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。」

 2008年3月25日財団法人母子衛生研究会
 授乳・離乳の支援ガイド 実践の手引きにおける記載

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