雪上の足跡がない家にも、誰かがいるかもしれない(2026年1月6日掲載 )

更新日:2026年01月06日

雪上の足跡がない家にも、誰かがいるかもしれない

新年おめでとうございます。


昨年末も除夜の鐘を聞かずに床につき、令和8年となっている朝刊を見て、少々緊張しました。まだ暗いうちに地元の神社に行き、ご近所の方と挨拶を交わす。清々しい気持ちになれる節目の日本の行事は素晴らしいと思います。そして、大雪にならなくて助かった、というのが町長としての本音です。


立山町では、「選挙の年は大雪」という都市伝説があります。大雪になると、拙宅だけでなく、町議宅にも問い合わせが多く寄せられます。近年はSNSで画像を送ってこられる方も多くなりました。


立山町では、午前2時の段階で、積雪量が10cm以上、あるいはそれを超えると予想されるときに、除雪業者さんに出動要請をします。一方、例えば、午前5時頃から雪が降り出した場合は、通勤時間帯までに除雪が完了できないと判断し、出動要請を控えています。


除雪業者さんによれば、通行車両の多い日中に除雪車を出すのは、「本当に危険であり、できれば避けたい」とのこと。しかし、数年前、県道に昼間に積もった雪が通行車両により圧雪状態となり、その結果、夜間の除雪車が表面だけしか除雪できず、スタックが頻発したことを受けて以来、県道(幹線道路)においては、日中に除雪命令を出すこともある、としたそうです。


積雪量が同じ地域であっても、県道は除雪車が出ているが、町道は出ていないということを、関係者間で調整し、周知に努めなければならないと5日の課長会議で話しました。


一方、大雪が続くと、家から車ではなく、家から人が出られないということもあり得ます。玄関のある軒下が雪で山になっている。あるいは、除雪車が通ってくれるのは有難いが、雪が硬くて動かせないので、そのままにしている、とか。民生委員さんが見かねて、除雪されることもあるそうですが、本来の仕事ではありません。家の中におられる方は、助けを求めようにも隣近所も高齢者ばかりなので、我慢しておられるのでしょうか。


しかし、火災や災害などの万一の時、即、逃げられないのでは命取りになります。公益財団法人 地方自治総合研究所の今井照(あきら)さんの「自治体は何のためにあるのか」(岩波新書)がベストセラーになっています。私も20年前のリーフレットのはじめに、「市町村は何のためにあるのか?」と書きました。もちろん、住民の命を守ることです。市町村は住民を守るための防波堤でありたい。外洋から打ち寄せる波を100%は防ぐことができないが、緩やかにはできるはず。


役場職員はいざというときには、「それぞれの職務は後回しにしてもかまわない」 令和8年の執務始め式ではそのような思いで話しました。
 

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