安心は早めの情報提供から(2022年1月4日掲載)

更新日:2022年01月04日

安心は早めの情報提供から 2022年1月4日掲載

明けましておめでとうございます。
今回は、町係長級以上が集まった「執務始め式」のスピーチ用原稿です。

 

年末年始、公務にあたってくれた職員に感謝します。
残念ながら、大晦日、大雪の朝、立山郵便局前の民家が全焼しました。私は、総務課長からの電話を受けて現地に行きました。
現場には水道課長が駆けつけ、まず、火災現場のお宅の水道の止水栓を閉めました。消防ポンプ車は、消火栓から水をとっていたので、水道管の水圧の変化により、管にへばり付いている不純物が剥がれて、近隣宅の水道水が濁るかもしれないとして、部下には、苦情の電話に対応できるよう役場で待機するよう指示をしたそうです。
ほどなく、健康福祉課長と社会福祉係長も現地に到着し、焼け出された方への対応に当たり、携帯メールで私に報告してくれています。

火事については、課長級以上の携帯メールに第1報が届くことになっています。火事は町民の関心が高い。多少、遅れてもいいから、たてやまスマート情報システム(LINE、Twitter、メール、SMS)を使って、火事の詳細について、町民に情報提供するよう指示すべきだったと反省しました。町民でなくても、役場職員なら皆、このスマートをフォローしているはずなのでこれで済むのです。

除雪車の出動状況についても、同じです。町民の最大の関心事と言っても過言ではありません。これも31日(大晦日)の早朝、自宅の外に出てみたら、除雪車が通った形跡がない。出動の可否を判断する午前2時には、利田や五百石地区では、規定の降雪量に達していなかったのだな、と私にはわかります。しかし、一般の人にはわからない。「いつも我が家の前の道路を除雪してくれている建設業者さんはどうしちゃったのかな?」と心配されたかもしれません。

「安全安心」は、同じ意味の言葉として使われていますが、安全と安心は違います。世の中に100%安全ということはない。しかし、安心は、その人の捉え方次第。それを得るための一つが、早めの情報提供だと思います。上司に報告するのと同じです。まずいことがあったら、第1報を上司に報告。「こういう事故があったので、対応にあたっています。あとで、状況を報告します。」ですね。

新型コロナウイルス感染症への政府における当初の対応は他山の石となる。(ワクチン接種)予約の電話がつながらなければ不安になる。そして、怒りに変わってくる。どんなに頑張っていても、相手には伝わらない。安心につながらない。あらゆる情報伝達手段を駆使して、火事、災害、除雪状況を町民に伝えていく。そして、町民の理解を得て、町民に協力してもらえる立山町役場でありたいと思います。

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