涙そうそう(2022年6月24日掲載)

更新日:2022年06月24日

2022年6月24日掲載 涙そうそう

国内で唯一、一般県民を巻き込んだ地上戦が展開された沖縄県では、軍民あわせて20万余の尊い人命が失われ、戦後も米国の統治下となり、多大な苦労を余儀なくされてきました。今年、5月15日に本土復帰50周年を迎え、記念式典も開催されましたが、ウクライナ情勢により、報道も小さかったように感じました。

「涙そうそう」は2000年に発売されました。沖縄の言葉で、「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味であり、沖縄出身のBEGIN(ビギン)が作曲し、森山良子さんが若くしてこの世を去った兄を想って歌詞をつけたそうです。
翌2001年、森山さんは、この「涙そうそう」と組み合わせて、CD「さとうきび畑」を発売されました。
 

「ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は

ざわわ ざわわ ざわわ 風が通り抜けるだけ

(以下、一部抜粋)

むかし海の向こうから いくさがやってきた

あの日鉄の雨にうたれ 父は死んでいった

そして私の生まれた日に いくさの終わりがきた

お父さんて呼んでみたい お父さんどこにいるの

このまま緑の波に おぼれてしまいそう

ざわわ ざわわ ざわわ この悲しみは消えない」


連日、「どうすればいいの」と泣きつくす人々の映像が飛び込んできて、今は本当に21世紀、2022年なのかと、自分の目を疑いたくなります。悲しみと涙が、毎日、増えています。
「今、生きている私たちができることはあるはず。目をそらしてはいけない」と強く思うようにしています。

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