2010年1月7日町長コラム
新年おめでとうございます 2010年1月7日掲載
新年あけましておめでとうございます。
皆様ご一家お揃いで希望に満ちた新年をお迎えになられたことと存じます。
さて、町役場では、年末から正月にかけて慌ただしく動いておりました。29日の夜から30日未明にかけて、相次いで2件の火災が起き、3名の尊い命が失われました。残念なことになりましたが、不眠不休で活動していただいた消防団をはじめとする団体、地域の皆様に深く敬意を表します。さらに、31日には大雪警報が発令され、除雪作業により用排水路が溢れ、道路が浸水した地域には、地元区長からの要請により役場職員も出動し、地域住民の方々とともに作業をおこないました。
普段は「行政サービスは享受していないよ」と話される町民の方もおられますが、災害など一人の力ではどうしようもないときには、「やっぱり役場だ」と頼りにされたいと思います。もちろん、これは、消防署や建設課の職員だけに限ったことではありません。伝教大師最澄の言葉に「一遇を照らす 此れ即ち国宝なり」というものがあります。皆、それぞれの務めを果たすことによって、役場の総合力が高まり、これからも住民の負託に応えていくことができるのです。
さて、不況真っ只中で新年を迎えましたが、鳩山総理の言動をみていると、正直、この先不透明であると申し上げざるを得ません。もちろん、内閣には、期待が持てる若くて優秀な閣僚もおられます。そういえば、よくマスコミにも取り上げられる原口一博総務大臣、前原誠司国土交通大臣はみな、松下政経塾出身です。しかも、直接、松下幸之助さんから薫陶を受けられた世代かと思います。
経営の神様と言われた松下幸之助さんは、会社経営にあたり、常に不況対策を考えられていました。そして、不況が来るたびに、会社発展のチャンスとして新しいことに取り組んでこられたそうです。
孟子の言葉に「人ができないと言っているのは、できないのではなく、しないだけだ。」とあります。同様に、「ここは役所が働かせてもらう場面。立山町が伸びるチャンスだと。
もうひと工夫する余地はないか、改善点は必ずあるはずだ。壁を乗り越えられる、いや、こじ開けてでも」という気概でもって、積極果断に職員とともに仕事をしていきます。
更新日:2021年06月01日