2010年2月10日町長コラム
説明する責任 行動する責任 2010年2月10日掲載
町長コラム2010年2月
表題は、8年前の町議会議員選挙公報に書いたものです。1月24日の立山町長選挙を経て、2月10日から2期目がスタートし、議会の構成も変わり、「さあ、やるぞ」と心新たにしているところです。
さて、選挙後は早々から予算査定をしておりました。2月中旬に開かれる予定の臨時議会に提出する平成21年度麻生内閣1次補正予算と鳩山内閣2次補正予算に対応した経済対策関連予算案、そして3月議会に提案する22年度当初予算案についてです。
選挙戦で、マスコミ等から争点とされた「(仮称)元気創造館」関連の予算は、3月議会21年度補正予算案として、議会の皆さんに審議していただくことになります。
この「(仮称)元気創造館」構想につきましては、平成20年9月議会で実質、否定する内容の議員提案が可決されました。しかし、この構想は国土交通省に提出したまちづくり交付金事業「前沢地区都市再生整備計画(平成19年度から23年度の5年間で実施)」の中心構想に位置づけられた施設であり、議員提案のように建設場所を移動し、かつ保健福祉センターのみという構想では、国庫補助事業採択が見込めません。また、中途半端な施設になってしまい、のちのち悔やむことになるのではないか、ほかに国庫補助が見込めないのか、民意はどこにあるのかなど、研究する時間も必要と考え、ひとまず「凍結」と申し上げました。
その後、平成21年9月議会では、元の構想での「(仮称)元気創造館」建設促進の議員提案が可決され、2度にわたる選挙を踏まえて、民意を得た構想であると自信を深めました。
しかしながら、鳩山内閣では新規事業は認めないということから、旧まちづくり交付金事業として23年度までに完了させなければなりませんので、タイトな日程となってきました。
そこで、年度途中ではありますが、2月1日に(仮称)元気創造館の整備計画を推進する「まちづくり係」を企画政策課に設置したところです。
この3年間、議員に対する国庫補助事業のしくみなどの説明不足から、誤解を与え、結果的に町民の皆様にご心配をお掛けしました。心よりお詫び申し上げます。4年前に町長を目指したときにお約束したように、どなたにもわかりやすい言葉やグラフを使いながら、粘り強く説明するという努力が足りなかったのではないかと反省しております。また、町民の皆様から「議員の意見をよく聞け」というご指摘をいただくことがありました。議員のご意見については町民の目線で拝聴し、町に有益なものは、積極的に取り入れていきたいと思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
更新日:2021年06月01日