2010年9月10日町長コラム
町長方針 2010年9月10日掲載
今年上半期100万部を超えたベストセラーに「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカー(注釈)の『マネジメント』を読んだら」があります。あらすじは省略しますが、女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を手に、「高校野球の顧客は誰なのか?
何のために野球をするのか?」と自問自答するところから物語はスタートします。なお、高校野球部を舞台にした青春ストーリーがベースですから、中学生でも楽しく読むことができます。
さて、平成23年度から32年度までの10カ年の「立山町第9次総合計画」は、基本構想と基本計画、実施計画で構成されますが、そのうち、基本構想については、民間の策定委員の皆様の審議を経て、本年12月には、地方自治法の規定により、議会の議決を得ることになっています。その上で、立山町長である私は、10カ年の基本計画と前期実施計画を策定し、そのスタート年である23年度からの予算案の策定に着手することになります。
私は、もちろん高校野球の女子マネージャーではありませんが、こうした重要な時期を迎えるにあたって、数十年ぶりにドラッガーの「マネジメント」を読み返し、改めて「立山町役場の使命は何か?」と自身に問いかけたのです。立山町役場の使命は何か? 顧客は誰か? 顧客にとって価値は何か?という具合に。
その結果をこのホームページの「町長室へようこそ」に町長方針として掲載しましたので、ご覧いただければ幸いです。
(注釈)ピーター・ファーディナンド・ドラッカー
オーストリア生まれ。「マネジメントの父」とも呼ばれ、経営学の第一人者であり、社会思想家。1995年に96歳で亡くなる。
更新日:2021年06月01日