2012年5月11日町長コラム

更新日:2021年06月01日

立山でヒルクライムを 2012年5月11日掲載

 昨年の立山黒部アルペンルートの入込客数は、震災の影響により、大幅ダウンとなりましたが、本年は、関係機関の営業努力もあり、「雪の大谷」に魅力を感じている、主に台湾からの観光客がV字回復しつつあると報道されています。もちろん、シーズンを通して多くの方に来ていただければ一層有難く、入込客数100万人台を達成するためには、ローシーズン(6~7月)に新たな魅力を創造することが重要となってまいります。

 ところで、本年7月には、立山の中腹に広がる弥陀ヶ原・大日平の湿原(餓鬼の田)がラムサール条約湿地に登録される見込みとなりました。高原バスで通過することが多かった弥陀ヶ原一帯の魅力をマスメディア等の映像を通じて、発信していかねばなりません。

 そこで、全国的に愛好者が増加しているサイクリングに着目し、美女平から室堂までの区間(約23キロメートル・標高差1,473メートル)を自転車で登るというヒルクライム大会開催を目指して、4月23日に「立山アルペンヒルクライム開催を実現する会(会長 高平公嗣立山町観光協会会長)」を立ち上げたところです。国内では、富士スバルラインや乗鞍スカイライン、蔵王エコーラインなど数千名規模の大会が開催されています。当然、選手および関係者の宿泊も見込めます。

 大会を実現するためには、安全性の確保が何よりも大切であり、石井知事も、4月27日の市町村長会議の席上、このことについて触れておられます。そのため、来る6月26日、夏季は自転車でトレーニングしている穂積雅子選手をはじめとする株式会社ダイチのスケート選手3名に高地トレーニングを兼ねて、試走してもらいます。さらに、全国大会に出場経験豊富な自転車選手も2名、随行と視察を兼ねて招聘しました。

 この試走会を通じて、ガードレールの新たな設置の必要性など、県警本部や県土木部、道路公社等の皆さんとの検討により、安全性が確認されれば、県当局に次年度以降の本格開催要望を行っていきたいと考えております。

 なお、平成23年7月には、警察庁交通局交通規制課長名で各県警察本部長宛に、「イベント等に伴う道路使用許可に係る申請手続の簡素化及び一層の弾力化について」通達がなされておりますので、「立山アルペンヒルクライム201X」の実現の可能性は十分あると思っております。

参考

宮城県蔵王町ヒルクライム

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