2014年2月1日町長コラム

更新日:2021年06月01日

幻の… 2014年2月1日掲載

 1月21日告示の町長選挙立候補届に際し、選挙公報の原稿を提出しましたが、結果的に無投票に終わったために、この原稿が印刷され、町民の皆様宅に新聞折込で配布されることがなくなりました。

 しかし、選挙公報は、事前に個々の政治活動の一環として配布されるリーフレット等と異なり、正式な選挙公約とも言えます。
そこで、幻となった選挙公報の原稿を紹介します。

舟橋たかゆき
(48歳)

あれもこれも、は…
「あの町にもあるから、うちの町にも欲しい。」と言われることがあります。はっきり言って、「あれも、これも」はできません。
人口比例すれば、「立山町に1個あれば、富山市には15個必要ですね。」ということになります。公共施設等をフルセットで揃えたければ、果たして、いまの人口規模でいいのかという議論をしなければなりません。

身の丈にあった行政
平成20年のリーマンショック以来、国の経済対策予算を活用して、少ない町財政負担で、公共施設の耐震改修や改築を進めることができました。
もちろん、国がいつまでも大盤振る舞いできるはずがありません。例えば、新しい施設を造る場合は古い施設を壊す。あるいは、民間に譲渡する。
できれば2つを1つにするという、これまで通りスリム化を図ります。

使い道が決まっているお金
 財政リスクの面で、他の市町村との違いは、面積が広いために下水道整備に多額のお金がかかることです。特に、中山間地域の下水道事業は、平成22年度に整備は終えているものの、実はこれからが元利償還金返済のピーク(35年頃まで)を迎えます。また、平坦地では整備が遅れており、今後も多額の工事費用を要します。さらに、団塊の世代の皆さんが75歳を迎える37年頃から本格的な超高齢社会に突入し、医療や介護の費用が増大します。

質の高いまちへ
 先人の叡智と努力により、立山黒部アルペンルートができ、これを結ぶ地鉄立山線が町の背骨となっています。農業基盤整備も進んでおります。
町全体が「たてやまブランド」の大事な資源です。これに企業誘致と産業支援により、超高齢社会を乗りきれるよう、町全体として質の高い、次世代に誇れるまちづくりを進めてまいります。

経歴

利田小、雄山中、富山東高、明治大卒。
衆議院議員河野洋平秘書(8年)、町議(8年)、町長(8年)

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