2014年4月21日町長コラム

更新日:2021年06月01日

多手山プロジェクトに参加しませんか 2014年4月21日掲載

 4月16日、富山県立山町の立山駅から長野県大町市の扇沢駅までの立山黒部アルペンルートが全線開通しました。お陰様で天候にも恵まれ、国内外から多くの観光客で賑わいました。
昨年は10万人を超える台湾をはじめ、海外からの団体客が14万人を超えましたが、今後は、チャイナ・エアラインのデイリー化(毎日運行)や来年の北陸新幹線開通も追い風となり、個人客も増えてくると予想しています。

 さて、表題の「多手山プロジェクト」は2012年に地域活性化策として、東京の丸の内朝大学(社会人の朝活)の皆さんにご提案いただいたもので、昨年まで休日に4回、町民の皆さんの自由参加で実施してきました。

 私は常々、「観光行政に力を入れる最も大きな理由は、町の背骨とも言える地鉄立山線を残すためだ」と話してきましたが、昨年のインターカレッジコンペティションにおいてアイデア賞だった富山大学人文学部大西ゼミチームも、地鉄立山線の電車の中吊り広告スペースに立山町の魅力を写した写真や小学生の絵を掲示するという、名づけて「動く美術館」構想を提案してくれました。

 そこで、この「動く美術館」電車『立山あーとれいん』に乗車した観光客に手を振って歓迎する『多手山プロジェクト』を同時に実施したのです。
今回は平日ということもあり、立山線沿線の小学校4校の児童の皆さんに参加してもらいました。車内はほとんど外国人のため、子どもたちの歓迎の言葉や横断幕の意味はよくわからなかったと思いますが、車内にいた町職員によると、思いがけない歓迎に大歓声だったそうです。

 多手山プロジェクトは、当面は日時を決めて実施してまいりますが、町民の皆さんが「一人でも、いつでも、どこでも電車に手を振る」ようになることを目指しています。

 冒頭に記載したように立山黒部アルペンルートは立山駅から扇沢駅とみられていますが、私は、将来、北陸(長野)新幹線富山駅から長野駅までになればと願っています。そのためにも、富山地方鉄道の電鉄富山駅から立山駅、特に寺田駅からの区間、つまり立山線には、ケーブルカーやロープウエーと同様、観光客が乗ってみたい乗り物にしたいのです。

 多手山プロジェクトに参加しませんか

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