2016年4月22日町長コラム
立山黒部アルペンループ? 2016年4月22日掲載
4月16日は待望の立山黒部アルペンルートの全線開通日でした。全国中継される雪の大谷(壁が20メートルになる年もあります)付近でのテープカットには招かれておりませんので、今年も関西電力株式会社さんの長野県扇沢駅で、トロリーバス出発式のテープカットをさせていただきました。
早朝5時42分、自宅を車で出て、北陸自動車道立山インターチェンジから新潟県の糸魚川インターチェンジへ。
国道148号線を南下し、白馬村を抜けて大町市へ。休憩をはさみながら8時16分に扇沢駅に到着しました。
世紀の大事業と言われた黒部ダム建設工事のための関電トンネルを抜け、立山町にある黒部ダムで大町市さん主催の安全祈願祭。そして、日本で唯一全線地下式の黒部ケーブルカー、日本一長いワンスパンの立山ロープウェイ、日本一高所にある立山トンネルのトロリーバスを乗り継いで、立山観光の拠点となる室堂ターミナル(標高2450メートル)に11時に到着。
併設しているホテル立山に富山側から登ってきた関係者とともに、主峰の雄山に向かって、安全祈願祭に出席しました。
その後、「今日は乗用車を利用したけど、北陸新幹線の富山駅から46分で長野駅に行けるようになりました。そこからアルピコ交通株式会社さんの特急バスに乗れば約100分でアルペンルートの玄関口である扇沢駅に到着します。もちろん、富山駅から富山地方鉄道立山線で約1時間乗れば、これもアルペンルートの玄関口の立山駅に到着できることは、皆さんご承知の通りです。となると、1日で一回り(周遊)できるわけですから、これからは、立山黒部アルペンルートならぬ、アルペンループですね。各地域の皆さんがそれぞれ魅力アップに努めることが、結果的に立山に多くの方においでいただけることになる。頑張りましょう。」と挨拶させていただきました。
なお、今年の雪の大谷(壁)の高さは、暖冬の影響により13メートルと、昨年よりも6メートルも低くなりましたが、それでも6月までは十分、その迫力を感じていただけると思います。また、350メートルという落差日本一の称名滝の秋は最高です。11月末のシーズン終了まで、どこからでも、いつでも楽しめる立山黒部アルペンループ(ルート)を、特にインバウンド(海外からのお客様)に来てもらえるよう整備や宣伝に力を入れていくつもりです。
更新日:2021年06月01日