2009年4月9日町長コラム
姉妹都市 愛知県犬山市 2009年4月9日掲載
4〜5日に姉妹都市愛知県犬山市の「犬山祭」に行ってまいりました。メイン会場では全国の姉妹・友好都市が出品する特産品がずらり。立山町からも観光協会と特産品協会の皆さんや町職員がブースに立って、PRに努めておられました。
立山町と犬山市とが姉妹都市となった経緯は以下の通りです。昭和45年(1970年)、名鉄北アルプス号が名古屋と立山駅間で運転を始め、昭和47年には、その北アルプス号が犬山駅にも停車するようになったことをきっかけに、翌48年(1973年)、立山の室堂と犬山城の天守閣で提携の調印が行われました。
これまで、さまざまな団体レベルで交流が行われてきました。現在もソフトボールの立山クラブと犬山市塔野地クラブの交流試合や小学生のホームスティも隔年で続いています。もちろん、交流だけではありません。平成8年には、災害時における相互支援協定も結ばれています。
しかし、平成13年には名鉄北アルプス号も廃止され、また、昭和50年から続いていた犬山市立南部中学校と上東中学校の姉妹校提携も平成16年の上東中学校の休校により終わってしまいました。時間が流れ、犬山市民と立山町民の中で互いが姉妹都市であることをご存じでない方も多くなったのではないかと危惧していたところです。
そこに、映画「劒岳 点の記」(6月20日全国ロードショー)です。劒岳は稜線で上市町と立山町で分かれておりますが(つまり、半分が立山町)、県内ロケのほとんどは立山町内で行われました。そして、陸軍参謀本部陸地測量部や自宅で妻と会話するシーンなどは犬山市『明治村』で行われていたのです。当然、両市町ともエキストラをはじめロケに協力してきたのです。私はこうした巡りあわせに驚くとともに、この機会に両市町の結びつきを再度確認したいと考えました。
そこで、昨年の東海北陸自動車道全線開通や、高速道路がETC装着で土曜日、日曜日、祝日1,000円になったことを受けて、「犬山市民限定ご優待企画」としてグリーンパーク吉峰宿泊料1,000円引き、立山黒部アルペンルート運賃最大2,000円引キャンペーンを行います。田中犬山市長にも、チラシの配布や市広報に掲載するなどご協力いただくことになりました。4日の姉妹都市交流会では田中市長にお礼申し上げるとともに、新たな企画についても相談していきたいと確認してきたところです。
更新日:2021年06月01日