2009年10月28日町長コラム
「電子黒板」はムダなのか? 2009年10月28日掲載
10月16日、21年度第1次補正予算(5月に可決済み)の執行見直し事業(金額)が発表されました。この1か月、新政権の独自政策(子ども手当などと報道されていましたが)の財源に振り替えるための作業が続いていましたが、立山町の6月と9月議会で議決した予算をひっくり返すというのは、国と地方自治体との信頼関係を揺るがすものであり、ムダ」という言葉で何でも一括りで片付けていいのか?と正直、憤りと不安の毎日でした。
全国自治体共通の事業である「子育て応援特別手当て事業」の執行停止は通知されたものの、町が特に進めているその他の事業については被害(?)は及ばす、ほっとしているところです。特に「学校ICT環境整備事業(地デジ・電子黒板など)」は、いわゆるアニメの殿堂と並んで、削減候補と報道されていただけに大変心配していました。わが町では、電子黒板を全小学校に1台以上を配置し、雄山中学校については、文部科学省の調査研究校に指定されたことにより、全教室に配置できる予定です。
電子黒板には、プロジェクターでホワイトボードのようなものに映しだすものもありますが、わが町で導入を予定しているものは、地デジテレビ一体型です。
2011年7月には完全デジタル化になるわけですから、ひとつで二つの機能を有するものにしました。全国の小中学校での導入事例については、大手メーカーがそれぞれホームページで紹介しているので、ご覧いただければと思います。
私は、富山県内で導入済み校の授業を参観してきた教育委員会からの意見と、現場の若い教師から直接私に要望されたことを踏まえ、さらに私自身もデモを体験した結果、立山町として積極的に導入していくことを決断したのです。子供たちが楽しく「わかる授業」に絶大な効果を発揮するものと期待しています。
なお、文部科学省ホームページ内動画チャンネルの「スクール・ニューディール構想」の動画が削除されていることに、先日、気が付きました。
更新日:2021年06月01日