中学校給食について(令和7年4月受付 町長への手紙)
1.手紙の内容
学校給食で提供されている分量が中学3年生にとって少なすぎるのではないかと以前から思っています。
食べる分量は体格によってそれぞれですし、栄養面も計算されていると思いますが、一度中学生を対象に学校給食の「分量の満足度」や「夕食までの間食状況」についての調査をされてはどうでしょうか。
成長期のこの時期、物足りないくらいなら、給食費が多少増額となっても、子供にとっては良いことだと思えます。また、現在の給食残食状況も知りたいです。
2.手紙への回答
町給食センターでは、「成長期の健康の維持増進にかかる栄養バランスのとれた食事」を提供するという基本的な考え方に基づいて、文部科学省の「学校給食摂取基準※」を満たすよう平均的栄養量の不足又は摂取過剰に配慮した献立を作成し、中学校においては、献立による多少の差は生じますが1食1人当たり450グラムから500グラム(牛乳を除く)を提供しています。
しかし、ご指摘いただいたように学年や体格、性別等、食欲の状況には個人差もあることから、配膳時には全員にある程度均等に一定量を配膳した後、その一定量が食べられない生徒は、食べられる量だけを自分の食器に残し、食べられない量を食缶に戻すことをしています。その一方で、たくさん食べることができる生徒は、食べられる量だけ、追加やおかわりをして、さらにクラスで残食がでそうな場合には、隣のクラスに声掛け等をして、食べてもらうなどの工夫をしています。このような学校における残食を減らす取り組みの工夫もあり、中学校の残食状況(直近の20日間平均)については、「ごはん」で3.1%、「主菜」で0.1%、「副菜」で0.2%、「汁物」で0.1%と比較的少ない状況となっています。
また、たくさん食べる生徒に合わせて全体量を増量することは、1日の食事の中での調整が難しいといわれる食塩の過剰摂取や残食にもつながることから、前記の学校における残食への取り組みの工夫をすることで、対応したいと考えており、現時点で個別のアンケート調査を行うことは考えておりませんのでご理解願います。
引き続き、子供たちの健康と体力を育むために必要な栄養バランスのとれた、安全安心な学校給食の提供に努めてまいります。
※学校給食摂取基準(抜粋)
区 分 | エネルギー | タンパク質(%) | 脂質(%) | ナトリウム |
12歳~14歳の場合 | 830kcal | 13~20 | 20~30 | 2.5g未満 |
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更新日:2025年06月12日