ホタルの住む環境の保護について(令和5年6月受付 町長への手紙)
1.手紙の内容
私の家の裏には、用水があります。そこは、毎年ホタルが十数匹出て、とてもきれいです。近所の人もよく見に来ます。ところが、そのホタルたちが年々減っています。今年は出る時期もおそく、いて多くても3匹しかいませんでした。その原因は、私が考えるには、用水をきれいにしすぎているからだと思います。お父さんに聞いたんですが、幼虫の住みかの水草を全部抜いているそうです。そしてこれは町役場からの指示だそうです。私は絶対ホタルにいなくなってほしくないです。そうじしなくてはいけないのも分かりますが、ホタルの保護を検討してほしいです。
2.手紙への回答
町長への手紙にご意見をいただき、ありがとうございます。
ホタルは水質の良い川にしか生息できず、毎年ホタルが見ることができる川が近くにあることは、たいへん素晴らしいことだと思います。
ご意見をいただいた川は、お米を作るために必要な田んぼの排水路なので、昔から地域の方々が協力して水路の草刈りや泥上げなどをして守ってきました。町からも排水路を大切に利用してもらうため、地域に補助金をわたして応援しています。
排水路を大切にしないと、すぐに草が生い茂ったり、土がたまったりします。また、大雨などの時には水があふれたり、水路の側面が崩れたりして危険になってしまいます。
そのため、定期的な水路の草刈りや掃除が必要ですが、ホタルの時期をずらして草刈りなどをしたり、部分的に草を長めに残すなど、ホタルが生息できる環境を作るようにすれば、水路を大切に利用しながら、ホタルを守ることができるのではないかと考えています。
地域の話し合いの中で考えてもらうよう、町からも相談したいと思います。
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更新日:2023年06月28日