立山歳時記 東大森獅子舞
地域の絆を深める獅子舞
練習
踊り(とびこ)
獅子(なか)
- 所在地:立山町東大森
- 開催場所:八幡宮、地区の目ぬきの場所 ほか
- 開催日:10月20日前後の土曜日、日曜日
集落の中心にある八幡宮の秋の祭礼で行われる獅子舞です。
およそひと月前から、集落の公民館で練習が行われます。
祭礼当日、神事ののち、獅子討ちや獅子が境内に練り入る「さんぱい」に続いて、獅子舞や稚児の踊りが奉納されます。最後は獅子討ち一人が獅子の後部に乗って退治する「なか」で締めくくります。
八幡宮での奉納を終えると、集落の目ぬきや祝い事のあった家などを巡り、獅子舞が披露されます。
東大森の獅子舞は、1919(大正8)年に集落の有志によって発足しました。交友会とよばれる18歳から40歳までの男性たちが獅子舞を練習し、毎年秋の祭礼で五穀豊穣を祝って、村の全世帯を回っていたものです。
2002年から休止されていましたが、90年の伝統を守りたいとの思いから2011年に保存会を設立し、継承に取組んでいます。子どもから大人まで幅広い世代が交流し、地域の絆を深めています。
更新日:2024年04月30日