立山歳時記 芦峅寺の山の神の祭り
山に生きる男たちの祭り
祭りの準備
祭りの様子
祭りの様子
『とやまの年中行事』百選
- 所在地:立山町芦峅寺
- 開催場所:芦峅寺雄山神社
- 開催日:3月9日
芦峅寺集落に古くから伝わる行事で、山で仕事をする男たちがその年の無事を祈ります。
祭りは、雄山神社の境内にある「神秘神社」で行われます。「山の神様」とも呼ばれ、山で働く人々の崇敬の対象です。
立山信仰の拠点であった芦峅寺には、今も様々な伝統的行事が受け継がれていますが、この祭りだけは、男性のみが参加し、すべてを執り行います。これは、山の神様は女性で、女性が参加すると嫉妬し祟りをなすためともいわれています。
祭りは、その年の当番組が祭主を勤めます。前日は神社で準備を行い、その晩には当番組の男たちは組頭の家で夜明かしをします。未明から村中を触れ太鼓をたたいて廻り、かがり火を灯し祭りの準備を整えます。
午前6時。薄明りに包まれる頃、触れ太鼓を聞いた村の男たちが集まります。御神酒や供物を捧げ、ろうそくを灯し、この年の山での仕事の無事を祈ります。
芦峅寺では、山へ入っての仕事は、この祭りが終わってからといわれ、そのしきたりが守られています。
山と共に暮らす芦峅寺で、山を畏れ敬う心は確実に受け継がれています。
更新日:2024年04月30日