立山歳時記 雪下ろし

更新日:2021年06月01日

豪雪地帯の暮らしの知恵

高台から見える住宅の屋根に大雪が積もっている様子の写真
大雪が積もっている屋根の上に男性がいる写真
男性が屋根の上で、大きな羽子板のような道具を使って雪下ろしをしている写真

所在地:立山町芦峅寺

芦峅寺は、日本有数の豪雪地帯です。

このあたりでは、大きな寒波が寄せるごとに、1.5〜2メートルほども雪が積もり、少ないときでもひと冬に3回は屋根の雪下ろしをしています。

雪下ろしに使う道具はさまざまです。かつて、茅葺屋根であった頃は、かんじきを履いて大きな羽子板のような道具で雪を投げ下ろしました。今ではスノーダンプを使うことが多いようです。

雪下ろしの日は、集落の皆がいっせいに屋根に上がり、遅くても昼ごろまでには仕事を終えていました。昼までかかると、集落の皆から冷やかされたそうです。また、皆が屋根に上がるので、一服のときは隣の屋根とおやつを投げ合って交換したこともあったそうです。

雪とともに暮らす山里ならではの風景です。

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