土地の評価について
固定資産税
ご質問:土地の評価が下がっているのに土地の税額があがるのはなぜですか? 掲載日:2009年7月30日
回答: 本来、固定資産税は評価額を課税標準として算出します。
ところが、平成6年度に、評価の均衡を図るため、宅地の評価額が全国一律に地価公示価格などの7割を目途とする評価替えが行われました。
一方、この評価替えにより税負担が急増しないように、少しずつ課税標準を上昇させていく措置がとられ、この結果、評価額と課税標準額との間に大きな開きが生じることになりました。
そこで、平成9年度以降は、税負担の公平の観点から、【宅地の税負担の調整、負担水準】(新年度の評価額に対する前年度の課税標準額の割合)によってその年の課税標準額を決める仕組みとなり、負担水準が高い土地については税負担を引き下げるか据え置きにし、低い土地についてはなだらかに税負担が上昇するということになります。
このように、現在は税負担のばらつきを是正している過程にあることから地価が下落して評価額が下がっても税額が上がるという場合が生じているわけです。
更新日:2021年06月01日